インストアライブ:Jan and Naomi

Images: Daniel

2016月12月02日

2012年の結成以来、精力的にライブ活動とリリースを行っているjan and naomi。彼らの奏でる“狂気的に静かな音楽”を一度でも耳にすると、その切なく儚いようでありながら、パワフルなメロディーと歌声の虜になるだろう。Need Supply Co.東京店の1周年アニバーサリーイベントの一貫として、jan and naomiを招いたスペシャルなインストアライブを11月6日に行い、バンド結成のきっかけや今後の展開についておふたりに伺った。

 

jan and naomiについて教えてください。おふたりで音楽を作るようになったきっかけは何だったのでしょうか?

渋谷の百軒店にあったレストランにお互い足繁く通っていました。そのお店で時々ライブイベントが行われていて、jan、naomi共にそれぞれソロで出演していて僕たちは知り合いました。そのお店は惜しくも閉店してしまったのですが、閉店する最後の夜に、お店にあったボロボロのアコースティックギターで、ふたりで、そのお店で過ごした思い出を曲にしました。深夜の3時か4時くらいに、酔いつぶれた人たちを横目に夢中になって作った曲は、一夜の思い出にするにはもったいないくらいの出来でした。それで、ふたりで演奏して誰かに聞いてもらいたいと思いました。また、僕らがふたりでライブをすることで、そのお店で出会った人たちとまた再会できるのではと思い、一度きりのライブでなく、その後も定期的に演奏するようになりました。

 

最初に作った曲はどのような曲でしたか?

閉店してしまったレストランの名前はHesoでした。初めて一緒に作った曲はお店の名前と同じです。百軒店のネオンを柔らかくつつむ煙草の煙、閉店に伴い還る場所を失う人々が感じた切なさ、永遠の絆が生まれた喜び、そして、希望。お店に漂っていた全てのエッセンスが一つの美しい塊となって出来た曲です。

音楽作りや、歌詞作りにおいて影響を受けた人物について教えてください。

jan:佇まいに関して影響を受けた人はエルビスプレスリーです。言葉を書くことに関してはたくさんいます。たとえば、E.E.カミングス、ヴァン・ゴッホ、ウラジミル・マヤコフスキなど。

naomi:音楽を作ることは自分にとって自然なことで、ずっと楽しんで音楽が作り続けられると思います。私は特定の人物や体験に対してというよりも、曖昧でボンヤリした気持ちを楽曲に投影することのほうが多いから、言葉にして具現化するのが得意じゃないのかもしれません。だからJanの書く詩に驚かされます。他にも時にハッとさせられる詩に出会ったりすると、言葉の持つ強い力を感じます。私も書きたい。書こう!

地球上でお気に入りの場所はどこでしょう?

jan:首都高速。
naomi:布団の中(それは私にとっての地球であり宇宙だ)。

今後はどのように展開していくご予定ですか?

jan:今までは言葉にフォーカスして音を作っていたのですが、ビートから言葉を創造するプロセスを試してみたいと思っています。
naomi:新しい曲を作って演奏したいです。いろんな楽器を入れて様々な編成で演奏したい、2人で今までやったことのない形態で演奏したい、たくさんしたい、いろんなところでしたい、ずっとしたい、と強く思います。

おふたりのニードサプライ(必需品)とは何でしょう?

jan:オートバイ。
naomi:今日。


jan and naomiオフィシャル: http://janandnaomi.com/
ダニエルは東京在住のフォトグラファー:http://shirokuro.photo/