『La Carte et le Territoire』写真プロジェクト

Words & Images: Marion Berrin

2016月3月13日

『La Carte et le Territoir(地図と領土)』は、2015年の1年をかけて写真家Marion Berrinがヨーロッパ最大のビジネス都市として開発されたパリ郊外のラ・デファンスを撮影したプロジェクト。

パリ屈指のビジネス街として開発された機能的な街、ラ・デファンス。当写真プロジェクトでは、モダニズム建築物の側面から視覚的にこの街のアイデンティティを検証し、街の本質を探る。

年間を通して何度もラ・デファンスを訪れ、地図に頼らずに街を歩き回りながら撮影をした。どの角を曲がるのか、どの建物の裏側に行ってみるのかなど、偶然に導かれながらさまよい歩くのがこのプロジェクトでは重要だった。もうひとつ大切だったのは、平日の騒々しさが嘘のように静まり返り、街が空っぽになる週末にいくこと。

週末になると、街はそこで働く人たちのためではなく、街自身のために存在する。それは、迷子になりそうな不思議の国。コンクリート、ガラス、メタルで作られた遊園地。コンクリート、ガラス、メタルの体を持つモンスターたちが住む。

背筋がブルブルするような、モダニズムとブルータリズム建築のメリーゴーランドに乗ってみる。そうすると、子どもの目を通して世の中を見られるようになる。自己を振り返るための徘徊と驚きの連続がこの街にはある。

Marion Berrinはパリを拠点に活動するフォトグラファー。彼女の作品をポートフォリオブログで見ることができる。